『おまかせで!』はアリ!? Category:その他:雑記 Date:2015年04月10日 「どうしましょうか?」 「おまかせで!」 ・・・このようなオーダーでの会話がよくあります。 お客様の言う「おまかせ」というのは、言い替えると「なんでもいい」というわけではなく「似合うように」ということなんですよね。 ま、そうじゃなくて“丸投げ”って人も時にいらっしゃいますがw それでも似合うようにとか、イイ感じにって思ってのことでしょうね。 でも、似合うって主観ですよね(^^; とても抽象的な言葉なので、正直、初めてのご来店の方でしたら困ります。 会ったばかりでは、あまりにも情報が少なすぎてどうしていいものか?っていうのが正直な気持ちですかね。 ヘアスタイルって好みもそうですが、普段の服装とかの好みともリンクしてる部分があると思うので一概にこれなら似合う!って言えないんですよねぇ。 それに例えば、結構伸びていて長めの現状(髪)で来られている方を見て 「長いのは似合わないと思うので一気にベリーショートにしちゃいましょう!」 とはあまりに無責任だと思うのです。 本当にそれでもいいよ!と全く何も希望がない人っていないんじゃないかなと思います。 長めか短めか…その程度の漠然とした希望くらいはあるのが普通だと思いますから。 なので、例えば・・・ 「刈り上げたりしないで、あまり短すぎないショートにしたいです。でも、細かいことはよく分からないので、あとは任せます」 こんなオーダーでしたら漠然としてても“希望する方向性”が見えてくる取っ掛かりになります。 「ボブで短くしたいです。重たい感じよりは少し動きがある感じがいいです。細かいことは任せますからイイ感じにしてください!」 こんな場合は、もっと具体的な言葉(ボブ)もあるので、もっと希望がよく見えてきますね。 つまり私に言わせれば 「おまかせ(丸投げ気ぎみw)」で心よく引き受けてくれる理容師・美容師は、物事をあまりよく考えない人のように思うのですよ。 ですから、当店では「おまかせ」=丸投げだとしたら、お断りです。 ※(付き合いが長い友達レベルに気を許せる場合を除いて) せっかく時間をとって足を運んで下さった大切なお客様なのですから、少しでも希望に近づけて満足度をアップさせるために『しっかりとカウンセリングをします!』 まずは、しっかりと会話をしていくことが第一歩だと思いますから。 お客様の心の中にある希望を上手く引き出すのもプロの手腕だと思いますし、それが仕事なのですから気安く「分かりました、おまかせですね」なんて言えませんもの。 専門用語もいりませんし、分かりにくいかどうかなんて気にしないでください。 理解力はある方だと自負していますのでw どんな言葉でも良いので、ご自身の言葉で希望を伝えようとしてみてください。 上にも書きましたように、まず一歩があれば後はしっかり会話してカウンセリングを進めますし、しっかりと意思疎通を確認した上で施術に入りますので、そこからは安心して“おまかせ”くださいね(^-^) [0回]PR